FP3級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問2

問2

下記は、高倉家のキャッシュフロー表(一部抜粋)である。このキャッシュフロー表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果は万円未満を四捨五入すること。
02.png./image-size:560×495
  1. 空欄(ア)に入る数値とその求め方:「583×(1+0.01×3)≒600
  2. 空欄(イ)に入る数値とその求め方:「689-931=▲242
  3. 空欄(ウ)に入る数値とその求め方:「598×(1+0.01)+58≒662

正解 1

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:3.ライフプランニングの考え方・手法

解説

  1. [不適切]。(ア)は、3年後の夫の給与収入です。現在の給与収入は583万円で変動率は1%ですから、年利1%で3年間の複利を計算すれば良いということになります。3年後を知りたいので、3乗します。

    これを公式に当てはめると、

     583万円×(1+0.01)3=600.665483
    (万円未満を四捨五入)601万円

    となります。
  2. 適切。各年の年間収支は、その年の「年間収入合計-年間支出合計」で求められます。1年後の収入合計は689万円、支出合計は931万円ですので、

     689万円-931万円=▲242万円

    となります。
  3. 適切。金融資産残高は、前年の金融資産残高に変動率を乗じた金額に、本年の年間収支を加減して求めます。前年の金融資産残高は598万円、変動率が1%、2年後の年間収支は58万円ですので、

     598万円×(1+0.01)+58万円=661.98万円
    (万円未満を四捨五入)662万円

    となります。
したがって不適切な記述は[1]です。